昨晩は、某社の社長と会食。
盛り上がったのは、「日本ヤバイよねという話。」
論点は“法による規制”。
法律は、たとえ、どんなに悪法であっても、守らなければ
“違法”→“逮捕”
となるからやっかいだ。
日本のクレバーなエリート官僚がつくった規定なので、つくった当時は、それなりに実務的だったのかもしれないが、今となっては時代の変化についてこれなくなった化石が山積みになっている。
一度作ったら、おしまいといった考え方なのだろうが、時代の変化に合うように、もっと敏速に変える必要がある。日本の成長の足を引っ張らないように。
一番盛り上がったのが「労基法の話」。
長時間の労働時間に対する海外からの批判を受けて作成されたようだが、労働者を極端に守りすぎた結果、企業の活力までそぎ落としているとの意見で一致。
1970年の労働時間
日本=2243時間、
米国=1902時間、
とOECD加盟の主要国の中で日本がダントツ一位だったのだが、2008年には、
日本=1772時間、
米国=1792時間
イタリア=1802時間
と、短くなったというよりも、短くなり過ぎた。
日本人は、米国人だけではなく、働かないイメージが強いイタリア人よりも働かなくなってしまったのだから驚きだ。ちなみに同年の
韓国=2256時間
で、1970年の働き者だった日本人よりも働いている。
日本のGDPがキレイに右肩上がりだったのは1997年までで、そこから凸凹がはじまっている。この期間韓国は2倍近くまで急成長している。強引に労働時間を短縮して成長が鈍化してきた日本とは対照的だ。
長く働けば良いという問題ではないが、僕が知る限り仕事ができるビジネスマンに短時間労働者はいない。酒を飲んでいる時にも頭の中では仕事の事を考えている。
実は、仕事ができる人ほど長く仕事をしている。少なくともそれなりの経営者は24×365で考え続けている。
人よりも多く場数を踏んで経験値を積んだ者が仕事ができるようになるからだ。
一日6時間働く人と、12時間働く人とは、経験値が2倍違ってくる。
さらにここに、給料水準の話しを持ち出すと、「日本人は仕事ができないのに給料は高い」という最悪の評価となり、日本人よりも海外拠点をつくって現地で雇った方がはるかにいいとの判断の結果、1994年まで3%弱だった失業率が5%を越えたというわけだ。
5%とういう数値だけ見ると、まだまだ国際的には低い数値だが、日本は解雇できないので、企業内失業者がかなりおり、その数を入れると、実質的には欧米よりも高くなるだろう。
たった一度の人生なのだから、仕事ができるようになって、収入も増えて、人から必要とされる人生の方が楽しい気がする。
「人生は1回」。
「時間は有限」。
仕事を通して日本人としての誇りを持って魂がイキイキとなる人生にするために。
国際競争力を持った企業活動ができるように。
美味しいご飯が食べられる日本の豊かさを維持するために。
法の改定をお願いしたいと思っているのは経営者共通の意見だと思う。
